東海北陸国立病院薬剤師会
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会員施設だより

各薬剤科の様子を皆様にお伝えします

鈴鹿病院 薬剤科紹介
2022/03/25 
鈴鹿病院 紹介
当院は、鈴鹿市西部の高台にあり、西に鈴鹿連峰を望み、東は市街地を経て伊勢湾まで約10kmの地点にあり、自然に恵まれ慢性疾患患者の療養には最適の環境です。交通はJR関西本線で名古屋駅から加佐登駅まで約65分、駅から徒歩約10分、車では東名阪自動車道鈴鹿インターから約15分と名古屋市からも通勤可能圏内です。
病院特色としては、筋ジストロフィーおよび重症心身障害児(者)の医療・療育と神経難病患者の治療・ケアを行う病院です。三重県の難病拠点病院にも指定されています。また、障害者総合支援法上の「療養介護施設」と児童福祉法上の「医療型障害児入所施設」を有しています。病棟は5病棟あり、一般50床、筋ジス120床、重心120床の計290床です。長期入院されている患者が多く、常時278床前後で推移しており、コロナ禍においても医業収支が黒字と安定した経営状態です。研究業務にも力をいれており、「スモンに関する調査研究班」の研究代表者を院長が務めており、事務局も当院が担当しています。リハビリテーションでは、ロボットスーツHALを使った歩行治療も実施しています。
薬剤師数は、4名です。外来患者は月平均22名/日ですが、院外処方せん発行率は約5%でほとんどが院内調剤になります。入院患者に対する調剤業務は、定期内服薬の調剤が中心となります。注射薬を使用している患者は多くはありませんが、注射カートを使用した個人毎の払出も実施しています。錠剤は全て一包化調剤です。経管投与の方も多く、簡易懸濁法も導入していますが、体重が軽い患者も多く、細かい投与量の調整もあるため粉砕処方も多数あります。
薬剤管理指導業務については、コミュニケーションが取れる筋ジスや神経難病の患者を対象に実施しています。気管切開を行い口の動きとかすかな発声のみ、ペンを持つことができず指で文字をなぞり意思表示、瞬きで「はい/いいえ」等の受け答えなど、個々の意思疎通能力に合わせた、説明方法や質問の仕方を考えながら日々行っています。また、嚥下能力も異なり、服薬手段も経口、服薬ゼリーの有無、胃瘻と様々です。患者にとって最も服用しやすい剤型を提供できるよう、服薬に際し困ったことがないか定期的に確認するようにしています。入院時には、全患者の持参薬鑑別を実施することで、医師の処方支援を行っています。
研究業務においては、一部の臨床研究でCRCとしてスケジュール管理やEDC入力業務を実施しています。
チーム医療においては、ICT、NST、褥瘡、医療安全のチーム医療に参画し、医薬品の適正使用に努めています。院長回診、副院長回診にも同行しています。当院はスタッフの数338名と多くなく、職員全員が顔なじみという雰囲気があります。部署内だけでなく他部署のスタッフ間でも互いに比較的壁を感じずにフランクに接している場面も多々見かけます。そのため、各チーム医療や委員会の場では他部署のスタッフと積極的に意見を交換し、問題の解決に向けて取り組みを行っています。

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