東海北陸国立病院薬剤師会
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会員施設だより

各薬剤科の様子を皆様にお伝えします

七尾病院 薬剤科紹介
2022/10/30 
石川県七尾市は、人口およそ5万人、風光明媚な七尾湾があり、漁業が盛んな地域のため海産系の特産物が日常的に楽しめる能登地域の中心都市です。金沢と能登半島を直結する「のと里山海道」と、富山県西部を結ぶ「能越自動車道」が通っており、「東海北陸道」や「北陸道」につながっています。隣町には能登空港(のと里山空港)があり、東京・羽田まで運航しています。また特急「サンダーバード」で七尾駅から大阪駅まで直通していますので、東京・大阪どちらへも足を運びやすく、特急「しらさぎ」(金沢駅乗り換え)で名古屋へのアクセスも良好です。
当院は、そんな七尾市中心部より北西に約3km、JR七尾駅からバスで15分ほどの高台に位置しています。平成21年10月病棟新築、平成29年11月管理棟新築、そして令和元年5月外来診療棟が新築整備され、新しい七尾病院が完成しました。医療法病床数は239床(結核病床25床休棟を含む)であり、標榜診療科は内科・脳神経内科・呼吸器内科・消化器内科・小児科・循環器内科・リハビリテーション科・ペインクリニック内科です。病棟は呼吸器内科結核病棟、脳神経内科病棟、神経筋難病病棟、重症心身障がい児(者)病棟、の4つであり、「結核の入院治療、神経筋疾患に対する長期的治療、重症心身障がい児(者)の療育」が当院の三本柱となっています。その他、通院が困難な方(身体が不自由、ご家族が送迎できない等)、在宅酸素、吸引、人工呼吸器など医療機器や処置の必要な方を対象に訪問診療を行っています。
薬剤科は常勤薬剤師3名で、調剤、製剤、DI、薬剤管理指導業務、外来関連業務、チーム医療などを行っています。外来患者は月平均53名/日、院外処方せん発行率は約80%です。病院の特色から入院患者さまの調剤が日常業務の多くを占めており、簡易懸濁法を取り入れて錠剤はすべて一包化調剤です。病棟毎に注射カートを使用した払出しも行っています。本年度は調剤支援システム(F-Series:TOSHO)が導入され、業務の効率化と安全性向上に取り組んでいます。チーム医療では、感染管理、医療安全を中心に、認知症ケア、栄養サポート、褥瘡対策にも参画しています。また出荷調整による採用医薬品の変更については、医局との取り決めにて簡易的に行っています。
地域への貢献という点からみると、「NST専門療法士実地修練施設」の認定を受けており、地域のNST教育にも薬学的な分野で協力しています。新型コロナウイルスワクチン接種については、七尾市役所健康推進課と連携を取りながら成人・小児ともに実施しています。また地域の健康づくりのお手伝いのために医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士などの出前講座を開催していましたが、コロナ禍で現在は行っていません。当院は政策医療を主軸としながら、地域の急性期病院をバックアップすることにより地域医療の後方支援に努めています。そのため当院への転院による持参薬鑑別が少なからずあり、採用薬がない場合の対応や効率的な持参薬鑑別が今後の課題と考えています。
七尾市は、波穏やかな里海を臨む温泉や、豊富な海の幸を使ったグルメ、歴史ある伝統文化など、さまざまな魅力がある町です。あの有名旅館もある「和倉温泉」は、日本でも珍しい“海から湧く温泉”で、全国有数の温泉街として知られています。当院からは車で数分程ですので、仕事終わりや休日に楽しむこともできます。お近くにお越しの際には、是非お立ち寄りください。

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