当院は、その名の通り名古屋市の東部にあり、東名高速道路「名古屋インター」より南方5km(約15分)の緩やかな丘陵地帯に位置します。最寄の公共交通機関では地下鉄東山線「星ヶ丘駅」よりバスに乗り換え20分程で到着します。
近年、付近一帯は都市計画進展に伴い、目覚ましく発展してきています。特に、乗り換え駅となる「星ヶ丘」は名古屋人が住みたい町ナンバー1に2年連続で選ばれている高級住宅街です。おしゃれなショッピングモール「星ヶ丘テラス」や駅ビルとして「三越百貨店」もあります。
そのような環境のなか、病院の敷地は約13万u(地元、中日ドラゴンズのホームスタジアムである名古屋ドーム換算で約2.5個分)と広く、多数の常緑樹と広葉樹が配置され、四季の変化も肌で感じとることができる名古屋市内の施設としては贅沢な自然空間の環境を有しています。
当院の歴史は、昭和43年に国立療養所梅森光風園と国立八事療養所との統合により国立療養所東名古屋病院として発足しました。現在は、病床数521床(一般410床(60床休床)、結核111床)、標榜診療科21科、常勤職員数は約470名となっています。
病院機能としては呼吸器疾患(結核含む)、慢性神経疾患(重症心身障害を含む)、リハビリテーション医療(平成25年12月に「ぬくもりサポート館」を新しく開設し、回復期リハビリテーション病棟が60床になりました。PT、OT、STも総勢60名以上います。)の3本柱に加え、今般一般医療の拡充にも力を入れています。当院が目指す「豊かな自然を活かした落ち着いた医療の提供」に向けて職員が一丸となって取り組んでいます。
さて、当薬剤科ですが、薬剤科長以下10名の薬剤師(現在1名は介護休暇中)と1名の非常勤補助職員の総計11名です。一騎当千の働きとまでは言えませんが、皆で頑張って日々の業務にあたっています。また、ちょうどこの原稿を書いている今、当院では病院機能評価(3rdG:Ver1.0)を受審しました。電子カルテ導入からも2年半が経過し、時期的にも悪くないのですが、受審にあたり業務手順等のマニュアル見直し、電子カルテ及び部門システム関連作業、病棟保管薬の対応等から薬剤科内のレイアウト変更や断捨離に至るまで、特に終盤は毎日大変でした。
お陰様で薬剤科内は整理整頓され、見違えるほど綺麗になりました。部署訪問でも大きな指摘事項もなく、また講評時においては、出席された当院医師達より「薬剤師の皆さんは本当によく頑張って仕事してくれています。」と口々に言っていただきました。スピーディ(医師、病棟からの催促とも言えますが)な持参薬報告(実施率はほぼ100%です。)、抗がん剤レジメン管理システムに頼ることのない手作業のプロトコール管理と薬剤調製(早くシステム導入して欲しい)、各科カンファレンスへの参画、患者服薬指導などなど、日頃の我々の業務が認められていると薬剤科一同大変嬉しく思いました。審査結果は後の楽しみですが、薬剤科に限らずどの部署も知恵を出しあい、真摯に取り組みましたのできっと良い結果がでるものと確信しています。
次のBig projectも決まっています。2年後の病棟建替えです。薬剤科も今ある外来棟から新病棟へ移転する事になります。先日、ワーキンググループも立ち上がりこれからも忙しくなりそうです。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さい。綺麗な薬剤科事務室で、バリスタコーヒーで「お・も・て・な・し」(ちょっと古いですね)致します。