東海北陸国立病院薬剤師会
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会員施設だより

各薬剤科の様子を皆様にお伝えします

三重中央医療センター 薬剤部紹介
2018/03/31 
東海北陸国立病院薬剤師会のみなさん、三重中央医療センターの詳細な場所はご存知ですか?三重中央医療センターは、三重県中勢地区、津市の久居インターすぐのところにあります。高速道路から見ると近くに高い建造物がないため、夜は要塞のように見え、この地域を守っているかの様相です。最寄りの近鉄久居駅から病院までのバスが1時間に1〜2本しかありません。そのため、電車で通勤される職員は、そのバスに合わせて電車を選択されるか、10分程度健康を兼ねて自転車でみえています。
当院は国立津病院と国立療養所静澄病院が統合し、平成10年7月1日に国立三重中央病院を開院しました。そして、平成17年4月1日に国立病院・療養所の独立行政法人化に伴い国立病院機構三重中央医療センターとして新たな出発となりました。総病床数486床(一般450床、結核30床、感染症6床)、標榜診療科23科、職員数は約800名で、地域の基幹病院としての役割を担っています。
病院のロゴは、豊かな自然に恵まれた三重県を象徴する、「空」のスカイブルー、「山」のグリーン、「海」のマリンブルーを使った、幸せの四葉のクローバーをモチーフにしています。クローバーの葉🍀はハートの集まりで構成され、「優しさ」、「いたわり」、「思いやり」を大切にする病院の姿勢を表しています。
病院の特色として、周産期母子医療を重視し、総合周産期母子医療センターとして高度な専門的医療を行っています。平成13年8月にユニセフとWHOから「赤ちゃんにやさしい病院」に認定されました。これは「母乳育児を成功させるための10ヶ条」を推進している施設を認定するもので、当医療センターは三重県内で唯一の認定施設です。また、結核拠点病院として、三重県内の最終拠点病院として結核診療を行っています。こうしたことから、ゆりかごから終末期までの医療を担っているといって過言はなく、臨床経験を積むには良い環境といえます。チーム医療として、感染制御チーム、栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、糖尿病療養指導、褥瘡対策チーム、摂食嚥下チーム、精神科リエゾンチームと精力的に参画しています。
過日、平成29年8月22日に当院は三重県より災害拠点病院に指定されました。三重県が南北に長いことや、津波の影響を受けやすいことなど、災害時のリスクを勘案すると原則通りでの指定では不十分であるため新たな指定のようです。薬剤部の災害対策として備蓄在庫の確保、災害時に安定供給の体制の確立になります。災害時で使用するおおよそ3日分の薬剤を不足することなく、使用期限を切らさないように管理することが求められます。また、災害拠点薬局が隣接しており、多くの傷病者のために連携していくことになっています。また、災害時の処方を混乱なく行えるように、セット処方のようなものを組み、スムーズな診療を行えるよう現在準備中です。
現在薬剤部は薬剤師26名(うち1名は治験室配属)、薬剤助手3名で業務を行っています。調剤室・抗がん剤調製室が1F、注射室・DI室・薬務室・製剤室が地下と階層になっており、それをつなぐ階段はらせん階段。当院に勤務したことのある薬剤師であれば、一度は転げ落ちそうになったことがあるはずです。毎日の上下運動でいい筋肉トレーニングになり、バランスの良い体型が約束されるかもしれません。さて、薬剤部は病棟薬剤業務実施加算を行うために大幅な増員を行いました。そして平成25年8月1日より病棟薬剤業務実施加算を取得し、現在も継続しています。また、昨年平成28年8月1日には病棟薬剤業務実施加算2をNICU(新生児集中治療室)にて算定を開始しており、病院経営に貢献できるようになりました。26名いるはずの薬剤師ですが、病棟での薬剤師の活躍する時間が多くなり、調剤業務や化学療法の調整などルーチン業務を担う人数が少なく感じることはうれしい悲鳴です。今後も薬剤があるところに薬剤師ありといわれるような活動を進めていけるよう努力していきたいと思っています。

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