東海北陸国立病院薬剤師会
東海北陸国立薬剤師会
会長あいさつ
組織図
各委員会 教育研修委員会
学術研究委員会
業務推進委員会
会誌
会則・細則
薬剤部科長協議会
会則・細則
会員向け(要パスワード)
総会・理事会等
薬剤部科長協議会
会員用ページ

トップページ > 会員施設だより

会員施設だより

各薬剤科の様子を皆様にお伝えします

国立病院機構石川病院 薬剤科紹介
2013/03/26 
石川病院は、加賀市片山津温泉から西方約2kmの平坦な砂丘地にあり、閑静で広大な敷地には多くの松が植えられ、東南には柴山潟を隔て日本百名山にも選定された霊峰白山を一望できます。また、北へ2kmほど進めば越前加賀海岸国定公園に指定された日本海が広がり、近隣には首洗池、実盛塚などの史跡にも恵まれた風光明媚で空気清澄な地にあります。
柴山潟(周囲約8km)はかつて加賀三湖と呼ばれた潟の一つで、湖畔には北陸を代表する加賀温泉郷の一つ、片山津温泉が湧出し、明治以降に柴山潟を埋め立てて温泉街が建てられました。また、石川病院前の湖畔には、雪と氷の研究で有名な中谷宇吉郎「雪の科学館」があります。
 
当院は、医療法承認病床数240床、標榜診療科は内科、循環器科、呼吸器科、心臓血管外科、消化器科、整形外科、小児科、外科、神経内科、皮膚科、眼科、リハビリテーション科、 放射線科、麻酔科の14科です。
 
 病院機能としては、大まかに急性期医療、慢性期医療に分けられます。
≪急性期医療≫
1. 循環器医療の発展
冠疾患、動脈瘤、末梢血管障害、静脈疾患、などの心臓血管病に対応。
2. 生活習慣病の対応
糖尿病、高血圧症、高脂血症、肥満などに対して積極的な治療を行い、生活習慣病の早期発見と動脈硬化の予防を目指しています。
3. 消化器系がんの早期発見
消化器外科を中心として内視鏡検査を行い、消化器系のがんの早期発見と早期治療をすすめています。

≪慢性期医療≫
障害を有する患者を受け入れ、療養生活の向上を目指します。
主に神経難病、脳血管障害後遺症、重症心身障害児(者)など、障害を有する患者を積極的に受け入れ、整形外科や皮膚科、心療内科等とも連携し、リハビリテーション医療を最大限活用しています。

当薬剤科は、薬剤科長以下、総勢3名の薬剤師で業務にあたっています。
主な業務は調剤業務、注射薬業務、薬剤管理指導業務、DI業務、入院時持参薬確認業務ですが、特に当薬剤科で力を注いでいるのは地域薬局との連携です。
大腸内視鏡検査前の下剤の服用方法を説明はもちろんのこと、内服薬(他施設の処方薬も含む)の確認を行っています。また抗血小板薬、抗凝固薬を服用している場合は、過去の心血管イベントの有無を確認した上で、薬剤を中止するべきか医師の判断を仰ぎ、中止薬がある場合は、休薬時期を説明します。
一包化調剤されてどの薬剤を中止にするか分からない場合など、地域薬局にトレーシングレポート等用いて相互に連絡を取り合い、地域薬局との連携に努めています。
また、入院時持参薬の検薬業務が年々増えています。過去にはお薬調べという形で持参薬の内容を報告していただけでしたが、現在は、持参薬と同時に採用薬、代替薬を記載するようになりました。この入院時持参薬確認の際には、ただ調査内容と代替薬を記載するだけではなく、入院時に持参薬の内容と、検査値等を調べ、例えば肝機能が低下した患者にカルベジロールやテルミサルタンを持参していれば、地域の調剤薬局に連絡し、処方された経緯等聞くなどして、持参薬が本当にその患者に妥当な処方であるか検討し、代替薬として他の同効薬を記載し、備考欄に代替薬の選択理由等報告します。また、腎機能低下患者ではクレアチンクリアランスを記載することで、医師に注意を促しています。
小さい病院ではありますが、個々の患者と向き合い、患者毎に利益があるような薬剤師を目指しています。
片山津温泉が近いということもあり、帰宅時には立ち寄り湯で疲れた体を癒すこともでき、大変すばらしい環境の病院です。

前ページ
前のページへ
次のページへ
次ページ
▲このページの先頭に戻る

トップページに戻る

Copyright 東海北陸国立病院薬剤師会 All Rights Reserved.