東海北陸国立病院薬剤師会
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会員施設だより

各薬剤科の様子を皆様にお伝えします

石川病院 薬剤科紹介
2024/03/30 
石川病院は越前加賀海岸国定公園内に位置し,その周辺には加賀温泉郷,渡り鳥の飛来する鴨池,歴史的な加賀藩城下町として知られる大聖寺の街並みなど,豊かな自然と文化に恵まれた環境にあります。「一人ひとりと向き合い,最善の医療を共に考え,心をこめて実践します」という病院理念のもと,常勤医師7人,看護師111人,薬剤師3人,その他の医療スタッフ計175名が,亜急性期から慢性期まで幅広い患者に対して医療を提供しています。215床の入院病床があり,神経・筋疾患,重症心身障害を中心とした3病棟と地域包括ケア病棟1病棟の計4病棟で構成されています。特に南加賀地域では,主にパーキンソン病を含む約170人の神経難病患者が推定されており,この地域においては神経内科医を中心とした専門医療施設の機能が強化されています。また,重症心身障害児に対しては,医学的管理の下で在宅患児の通所教育などの在宅システムを構築しています。地域包括ケア病棟では,圧迫骨折,肺炎,心不全など様々な疾患の患者が入院し,それぞれの患者が個々に望む治療や生活を尊重しながら,急性期病院からの治療継続と療養調整に取り組んでいます。
薬剤科では,パーキンソン病,筋ジストロフィー,ALSといった神経難病の患者さんに対しては専門的な薬物療法を医療スタッフとともにフォローし,地域包括ケア病棟では高血圧,糖尿病,圧迫骨折,がん等,幅広い疾患の患者さんに対し,急性期病院で行われてきた薬物療法が,これまでと変わらず安心して継続できるよう処方支援を行い,ベッドサイドにてお薬の説明や困りごとの相談を行っています。特に退院後の療養先によっては使用可能な薬が制限される場合があり, 療養環境に適した処方設計ができるか薬剤師のスキルが試されます。チーム医療活動としては,感染対策チーム,栄養サポートチーム,褥瘡対策チームにおいて,薬物療法の専門家としての期待される役割を果たしています。最近ではポリファーマシー対策に力を入れており,各疾患の薬物療法の適正化を進めると共に,医療経済学的にも貢献しています。令和6年4月からは日本医療薬学医療薬学専門薬剤師認定施設および薬物療法専門薬剤師認定施設の基幹施設に認定され,国立病院機構ネットワークや金沢大学薬学部,北陸大学薬学部と協力し,臨床研究によるエビデンス構築についても取り組んで参ります。
令和6年元旦には能登半島地震が発生し,多くの皆様が被災されました。亡くなられた方へのお悔やみと被災された方へのお見舞いを謹んで申し上げます。石川病院でも被災地域から多くの患者さんを受け入れております。能登半島含め石川県全体が一日も早く日常生活を取り戻せるよう,心よりお祈り申し上げます。

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